「子どもの嫌いな野菜ランキング」の常連となっている不名誉な野菜・ピーマン。
苦さと青臭さを併せ持つピーマンですが、結論から先に言うと犬もピーマンを食べることが出来ます!
過剰に与えなければ、犬にピーマンを食べさせても問題ありません。
そして同じ成分であるパプリカも犬は食べることが出来ます!
今回は犬にピーマンやパプリカを与えるメリットのほか、与える際の注意点、調理のワンポイントなどをご紹介します。
最後にみずみずしいピーマンの選び方も載せていますので参考にしてみてください。
犬にピーマン・パプリカを与えるメリット
犬にとってピーマンやパプリカは、玉ねぎのように命を落とすような危険な成分は含まれていないので安心して与えることができます。
ピーマンは以外にも「ビタミンC」が豊富で、大ぶりのものならばレモン1個分ぐらいの含有量があります。
また、「ヘスペリジン」という成分がビタミンCと同じようなはたらきをすることが分かっており、主に毛細血管の強化、高血圧予防、コレステロールの抑制、アレルギー症状の改善などに効果があります。
また、「クロロフィル」という緑色の色素成分がかなり万能で、食べ物から体内に入ってきた農薬や有害金属をデトックスしてくれるほか、解毒、造血、整腸、抗炎症、抗ガンと多岐にわたる役割を担う働き者です。
犬にも同様の効果があると考えられます。
他にもピーマンにはピラジンという香り成分やβカロテンが含まれているため、フードのトッピングなどに活用するとこのような健康効果が期待できます。
- やけどや怪我の治りを早める
- リラックス効果
- 血液をサラサラにする
- 老化を防ぐ
- 被毛・皮膚・視力を健康に保つ
ちなみに赤ピーマンは緑ピーマンが熟したもののことで、緑ピーマンより強い抗酸化作用があります。
犬にピーマン・パプリカを与える際の注意点、調理のポイント
ピーマン、パプリカともに注意すべき点は同じで、「アルカロイド」という毒性のある成分を含んでいるため、大量に食べさせてしまうと中毒を起こす危険性があります。
ただ中毒といっても到底考えられないような量を一度に口にした場合の話で、普段のトッピングや手作り食の材料にするぐらいなら何も心配する必要はありません。
また、一般的にビタミンCというのは加熱と水分にめっぽう弱く、溶け出したり消失したりしてしまう性質を持っているのですが、ピーマンのビタミンCはフラボノイドが守ってくれるため、どんなに加熱してもなくなる心配がありません。
なので焼いてあげても煮てあげてもよし。
ワンランク上を考えるなら、βカロテンは油と摂ると吸収率がアップするので油炒めにすると栄養価バッチリです◎。
良いピーマン、パプリカの選び方
最後に、おいしいピーマンとパプリカを選ぶコツをご紹介します。
購入する際の参考にしてください。
- ヘタの緑色が鮮やかなほど新鮮
- 茶色い変色、キズがない
- 表面がピカピカツルツルなもの
ピーマンもパプリカもチェックする箇所は同じです。
以上をマスターしてみずみずしく新鮮なものをゲットしてください♪