子どもの空間認識能力を高めるためにプラモデルがおすすめ

子どもの空間認識能力を高めるためにプラモデルがおすすめ

私は小学生時代にガンダムをはじめ多くのプラモデルを作りました。

初めたのは父の勧めもあり、小学1年生の頃でした。

ガンプラ以外には、車や飛行機、戦車、戦艦などの乗り物系です。

プラモデル
1/60 PG MS-06F ザク2(バンダイ)

おかげさまで『空間認識能力』という能力が自然に身についたと思います。

空間認識能力とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。空間認知、空間識(くうかんしき)、空間知覚の能力をいう。

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目次

空間認識能力とは

空間認識能力は、視覚・聴覚など複数の感覚器の協力で成立し、右脳によってコントロールされるそうです。

例えばキャッチボールやドッチボールでボールを相手に投げるときや、飛んでくるボールをキャッチするときにも
空間認識能力という能力が欠かせないようです。

キャッチボール

キャッチボールの場合は主に視覚から相手とボールの方向、大きさ、形状、距離などを識別します。

この能力が低ければ認識に時間がかかったり、情報の精度も低くなってしまう可能性があります。

そうすると全く見当違いな場所にボールを投げてしまったり、顔面でボールを受け止める事にもなり兼ねないのだと思います。

空間認識能力の簡単チェック

例えば、2〜3mしか離れていない距離で、キャッチボールを何回やっても上手くできない場合は、空間認識能力が低い可能性があります。

例えば小学生くらいでこの程度の距離だったら、腕力などは関係ありません。

多少の慣れもあると思うので10分くらい続けてみてください。

どちらかと言えばキャッチする方が難しいので、「ちゃんとこちらに投げることができるか」という点に注目してみてください。

能力に問題がなければ、時々失敗することはあっても、ほとんどはちゃんと投げられるはずです。

空間認識能力が高ければできそうな事

  • 積み木:高さのある物や複雑な構造をしたものが作れるようになります。
  • けん玉:慣れの影響も大きくありますが、空間認識能力も欠かせません。
    慣れてない大人でも集中して何回かやれば、1回くらいはできたりします。
    子どもの場合でも、10回やって1回でもできれば、能力は高い方だと思います。
  • ルービックキューブ:これも慣れの影響が大きくありますが、
    慣れてない大人でも、1面の色を揃えるのは難しくないと思います。
    子どもでも1面を揃えることができれば、能力は高い方だと思います。
けん玉

右脳の能力を高める定番おもちゃ

LEGOブロック

デンマークの玩具会社、およびプラスチック製の組み立てブロック玩具のブランドである。1934年に「よく遊べ」を意味するデンマーク語「Leg Godt」から社名をLEGOとした。

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LEGOブロック

ラキュー(LaQ)

LaQは1994年に登場した、従来のブロックと異なり曲面や球体をつくることができるブロック。17色[1]の2種類の基本パーツと、5種類のジョイントパーツで平面・立体・球体などさまざまな形を作ることができ、子供だけでなく大人も本格的に楽しめるようになっている。また、指先を使うため脳が活性化し、老人ホームなどでも認知症などによるぼけ防止などとして使われている。

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ラキュー
出典:歴史絵巻ジオラマ (LaQフェスタより)

プラモデルがオススメな理由

個人的にプラモデルが空間認識能力を高めるのにオススメな理由を、以下にご説明したいと思います。
※プラモデル業界人ではありません。

大人でも楽しめる

小学生高学年にもなれば、LEGOやラキューを卒業する子も多くなると思います。

けん玉やルービックキューブにも飽きてしまうかもしれません。

しかしプラモデルだったら大人でも楽しめます。

子どもも自然に楽しめるんじゃないでしょうか。

コストパフォーマンス

おもちゃの価格としても比較的リーズナブル。

相場は1000〜2000円くらい。

種類が豊富

ロボット系から乗り物系、城などの建物もあります。

また大きさ(スケール)も小さいものから大きいものまで様々。

難易度に合わせて大きさを選択すると良いと思います。

ボンド不要、カラー塗装不要のものも

全てのプラモデルではありませんが、今時のプラモデルはボンドなしでも作ることができます。

また塗装も最初から着色されているものがあります。

なのでボンドや塗料の刺激臭も気にする必要はありません。

バンダイのプラモデル
ボンド不要の「スター・ウォーズ Xウイング・ファイター ポー専用機 1/72スケール プラモデル」(バンダイ)

作るのに必要なものはハサミのみ。(ニッパやヤスリもあると綺麗に作れると思います)

観賞用としても価値あり

精巧なおもちゃなので、見ているだけでも楽しい?

どこでもできる

プラモデルはけん玉やルービックキューブと同じようにどこでもできますが、体の一部分しか動かさないので、そればっかりは良くないと思います。

特定の能力しか高まらない可能性があるからです。

晴れた日には外で体を大きく動かす運動をした方が良いと思います。

運動神経などを良くするには、視覚などから情報を認識して素早く行動に移す多くの経験が必要だと思います。

雨の日にはプラモデルがオススメです。

簡単なものは1日で完成すると思いますが難しいものは数日かかると思います。

完成を急がず時間をかけて、完成していく過程の楽しさを子どもが理解してくれると尚良いと思います。

この記事を書いた専門家

安藤博美のアバター 安藤博美 愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士で愛犬の専門家であり、飲食業と農業で培った野菜や果物、肉魚などの知識も豊富。バリ島から連れて帰ったキンタマーニ犬とボーダーコリーと暮らしています。

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