PayPayは、日本において広く使われているコード決済サービスで、日本の人口の2人に1人が利用しているとされているほどです。
PayPayを導入している店舗はたくさんあって、最近はクレジットカードに対応していなくてもPayPayには対応しているといった店舗も見られます。
そのため、PayPayを利用できる体制を整えておくと、よりたくさんの場所でキャッシュレス決済を利用できるようになります。
そんなPayPayですが、クレジットカード(PayPayカード)を持っていると、より便利に利用できます。
ここでは、そんなPayPayの利用法や、PayPayをお得に使うためのクレジットカード(PayPayカード)について解説していきます。
PayPayの概要
PayPayは、日本でもお馴染みのQRコード決済サービスで、普段の買い物の支払いをスマホ1つで便利に行えるため人気があります。
PayPayのサービス開始は2018年10月ですが、そこからさまざまなキャンペーン等を行うことで、ユーザー数を飛躍的に伸ばしてきました。
現在PayPayのユーザー数は5500万人越え(2023/02)となっています。
PayPayは、PayPayに加盟している店舗であればどこでも利用でき、大手店舗は殆どの店舗で対応していて、中小の店舗や個人店でも導入している店舗は多くあります。
また、街の店舗だけでなく公共料金等の請求書払い、ネットサービスの支払いなどにおいてもPayPayで支払いができます。
お店でPayPayで支払う方法
店頭でPayPayで支払う場合は、下記のいずれかの方法で支払います。
- 店員にバーコードを見せて読み取ってもらう
- ホーム画面の「スキャン」をタップし、お店のQRコードを自分で読み取って支払う
なお、PayPayの残高がないと支払いができないので、事前に残高のチェックはしておきましょう。
PayPayへのチャージ方法
PayPayのチャージ方法は以下の通りですが、この中ではPayPayカードを利用して「PayPayクレジット」で支払うのが還元率が高くなります。
- 銀行口座
-
ご自身の銀行口座からチャージできます。
1000以上の金融機関に対応していて、手数料はかかりません。
- PayPaカード
-
PayPayカードをチャージに使用できます。
- 現金
-
セブン銀行ATMやローソン銀行ATMを利用すると、現金をPayPay残高にチャージできます。手数料は発生しません。
- PayPayクレジット(旧PayPayあと払い)
-
PayPayで利用した料金を翌月に一括で支払う方法で、事前にチャージする必要がなく、実質的にクレジットカードと同じ仕組みで使えます。
PayPayクレジットを利用するにはPayPayカードを持っている必要があります。
PayPayクレジットで支払うと、還元率が通常0.5%のところが1%になりお得です。
- オークション・フリマの売上金
-
Yahooオークション、PayPayフリマの売上金をPayPay残高へチャージできます。
PayPayはPayPayカード以外のクレジットカードでのチャージにも対応していましたが、2025年1月からはPayPayカード以外のクレジットカードでチャージができなくなります。
この中では「PayPayカード」を利用する方法が、より高い還元率で利用できるうえ、後払いで翌月にクレジットカードの請求代金とまとめて支払えるので便利です。
またPayPayの還元率は通常0.5%ですが、後払いに登録することで還元率が+0.5%となり、1%(ゴールドなら1.5%)の還元率でPayPayを利用できるようになります。
そのため普段からPayPayを使っている方は、PayPayカードを作成してあと払いで支払うのと便利なうえ、ポイントも通常より貯まりやすくなります。
まとめて支払いのチャージは毎月2回目以降手数料が発生
ソフトバンク・ワイモバイルのまとめて支払いを利用してPayPayにチャージし、まとめて支払いの支払い分を他社カードで支払うという方法もあります。
しかし2023年7月からソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いにおいてPayPayにチャージすると、毎月2回目以降のチャージから2.5%の手数料が発生するようになりました。
そのためチャージは毎月1度のみにしないとかえって損になってしまい、あと払いに比べると不便な感は否めません。
これまでまとめて支払いを使っていた方は、場合によってはPayPayカード等の別の方法を検討した方が良いかもしれません。
オートチャージが可能
オートチャージの設定をしておけば、残高が不足したときに自動的にチャージできます。
オートチャージの設定はPayPayアプリホーム画面の[チャージ]内にある[オートチャージ設定]から行えます。
残高不足時にチャージする最低金額は「最小チャージ金額」で設定できます。
PayPayで決済するとPayPayポイントが貯まる
PayPayを利用すると、通常利用した分の0.5%のPayPayポイントを獲得できます。
PayPayクレジットを利用した場合、PayPayカードでそのままカード払いした場合、ポイント還元率1.0%になります。
さらにPaypayカード ゴールドを持っている方は、ゴールドカード特典として+0.5%となるので、PayPayの還元率は1.5%~になります。
また、「決済回数30回以上(200円以上の決済が対象)」「利用金額10万円以上」の2つの条件を満たすと、ポイント還元率が+0.5%になります(PayPayステップ)。
PayPayステップはPayPayカードの所持/非所持に関係なく、条件を満たせば適用されます。
貯まったPayPayポイントは、そのままPayPayでの支払いに利用できます。
こんな人はPayPayカードを作るとお得
PayPayカードを持っていると得する人は、以下のような人です。
- PayPayをよく使う
- yahooショッピングを使う
- ソフトバンクユーザー※ゴールドカードもお勧め
PayPayをよく使う
PayPayカードを作っておくと「PayPayあと払い」を利用できます。PayPayあと払いを利用すればチャージしなくてもPayPayを利用できるようになり、利用額は翌月にまとめてPayPayカードに請求が行きます。
これまで述べたようにPayPayカードを使ってあと払いをすると還元率が+0.5%になり、PayPayカードと同じ還元率でPayPayを使えるようになります。
そのため、普段からPayPayをよく使う方はPayPayカードを持っておいて損はありません。
PayPayポイントはPayPayでの支払いにそのまま利用できるので、ポイントの利便性も高いです。
Yahooショッピングを使う
Yahooショッピング、LOHACOでPayPayカードを利用すると、カード利用分(1%)+ストアポイント(1%)+PayPayカード特典分(3%)で5%のPayPayポイントが貯まります。
さらにyahooプレミアム会員の方(月額費用がかかります)であれば+2%になります。
また「5の付く日」に利用すれば最大で+4%となり、さらにお得です。
Yahooショッピングでこれだけ還元されるクレジットカードは他にないので、Yahooショッピングを利用する方は持っておくと便利です。
ソフトバンクユーザー
ソフトバンクのスマホ料金をPayPayカードで支払うと1.5%のソフトバンクポイントが還元されます。そのため、他のカードで支払うよりたいていの場合お得になります。
携帯料金支払いにおいてPayPayポイントは還元されませんが、付与されたソフトバンクポイントはPayPayポイントに交換することが可能です。
また、ソフトバンク光、ワイモバイル等のソフトバンク関連の利用料金も1%還元となります。
特に上位版カードの「PayPayカード ゴールド」では、携帯料金等の還元率が大きくUPするメリットがあるので、利用金額が多い方やゴールドカードを持ちたい方はこちらがおすすめです。
ゴールドカードのお得な特典(再掲)
- ソフトバンク利用料金→10%還元(一般カードなら1.5%還元)
- ワイモバイル利用料金→3%還元(一般カードなら1%還元)
- ソフトバンク光/SoftBank Air利用料金→10%還元(一般カードなら1%還元)
- おうちでんき・自然でんき→利用額の3%還元(一般カードなら1%還元)
- 普段利用で1.5%のPayPayポイント還元(一般カードなら1%還元)
PayPayカードの申し込み・審査について
PayPayカードを申し込む手順は以下の通りです。PayPayカードの申込はWebまたはPayPayアプリから行えます。
名前・住所・勤務先などの必要情報を入力します。
同時に利用料金を支払うための金融機関の登録も行ってください。
申し込みが完了すると審査に移ります。
先ほど申し上げたように審査は最短2分で完了し、審査が終わればすぐにカード番号がわかり利用できるようになります。
申し込みから1週間程度でカードが発送されてきます。
発行日数
PayPayカードは申し込みから最短2分で審査が完了し、即日発行も可能なカードです。審査を通過すれば番号がわかるようになるので、すぐに利用可能です。
Twitterを見てみると「1分で審査を通過した」といった呟きもありました。
PayPayカード申し込みました。
X(旧Twitter)
審査が1分で完了!!
なお審査は最大で1週間程度かかることもあるようですが、審査に時間を要する=審査落ちが確実というわけではないので、焦らず待ってください。
審査状況はPayPayアプリのあと払いアイコンやwebページの会員メニューから確認可能です。
なおカードは約1週間~10日程度で手元に届き、配送状況は「カード配送のお知らせ」に記載されているお問い合わせ番号を配送会社のページに入力すれば確認できます。
申込時に支払い口座を設定せず、後日郵送で設定するようにした場合、利用開始はカード到着後になります。
審査
PayPayカードの入会資格は以下の通りです。
- 日本国内在住の満18歳以上(高校生除く)の方
- ご本人様または配偶者に安定した継続収入がある方
- 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方
審査の内容は開示されていませんが、流通系のカードなので基本的に審査は緩めで、収入の高さや職業などはそこまで重視されないと考えられます。
そのため過去に金融事故を起こす等といったマイナス点がなければ、アルバイトやパート等の方でも審査を通過できる可能性は十分あると思われます。
また専業主婦(主夫)の方でも、配偶者に収入があれば申し込み可能です。
PayPayカードの特徴・お得なポイント
PayPayをよく利用する方は、先述したようにPayPayカードを作って「PayPayクレジット」で支払うようにすると、還元率がアップし、チャージの必要もなくなるため便利です。
続いて、PayPayカードとはどのようなカードなのかについて解説していきます。
ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
---|---|
発行 | PayPayカード |
年会費 | 無料 |
ポイント | PayPayポイント |
ポイント還元率 | 1% |
常時1%還元の優秀なクレジットカードで、ナンバーレスのシンプルなデザインになっています。ナンバーレスであるためセキュリティも高いカードです。
貯まるポイントはPayPayポイントで、ポイントはPayPayでの決済で1pt→1円相当で利用できます。
国際ブランドはVISA/JCB/MasterCardから選べます。
還元率
PayPayカードの基本還元率は1%となっていて、利用100円当たり1%のPayPayポイントが還元されます。
PayPayカードはYahooショッピングで利用すると還元率は合計で5%になります。更にyahooプレミアム会員であれば+2%になるので、合計7%になります。
ソフトバンクやワイモバイルのユーザーの方であれば、無料でYahooプレミアム特典が使えるので、利用しないともったいないです。
また「5の付く日」などの高還元になるキャンペーンを利用すれば、更に多くのポイント還元を狙えます。
PayPayカードとPayPayあと払いの還元率は同じ
PayPayカードを利用してクレジットカード決済をした場合、PayPayカードを後払いに登録してPaypayで決済した場合、還元率は同じです。
そのため基本的自分が利用しやすい方を選択すればOKです。
中にはPayPayしか使えない店舗・クレジットカードしか使えない店舗もあるうえに、どちらかの会員向けのキャンペーンもあるので、普段は使いやすい方を使いつつ両方使える体制にしておくのが良いでしょう。
ソフトバンクユーザーならゴールドカードがお得に
PayPayカードには上位版「PayPayカード ゴールド」があり、ゴールドカードではソフトバンク関連サービスの利用料金に対する還元率が以下のように大幅にアップします。
- ソフトバンク利用料金→10%還元(一般カードなら1.5%還元)
- ワイモバイル利用料金→3%還元(一般カードなら1%還元)
- ソフトバンク光/SoftBank Air利用料金→10%還元(一般カードなら1%還元)
- おうちでんき・自然でんき→利用額の3%還元(一般カードなら1%還元)
ゴールドカードの年会費は11000円なので、ソフトバンクの携帯・ソフトバンク光を多く利用していて、1万円/月程度の利用がある方の場合、これだけでも年会費の元は取れると思われます。
またPayPayカード ゴールドでは
- 普段の利用でも1.5%還元
- 旅行傷害保険、ショッピング保険が付帯
- Yahooプレミアム会員特典が使い放題
- 国内の空港のラウンジを利用できる
- ETCカードが年会費無料
といった特典もついています。
特に普段から1.5%還元になるのは大きいので、ソフトバンクユーザーで普段からある程度の利用額がある方はゴールドカードを作っても損はないのではないでしょうか。
まとめ
当記事では、PayPayの利用法、PayPayカードの特徴や、持つべき人を紹介してきました。
PayPayは街の様々な店舗、請求書払い、インターネットでの支払い等で利用できる決済サービスで、たくさんの人に利用されています。
クレジットカードに対応していなくてもPaypayは使えるといった店舗も多いので、とりあえず利用してみて損はないと思います。
PayPayカードはPayPayやヤフーショッピングを利用する人、ソフトバンクの携帯を利用している人に適したカードです。
こういった方で今までPayPayカードを持っていなかった方は、これを機に作ってみてはいかがでしょうか。