三井住友カード(NL)の特徴は?審査最短5分で即時発行も可能

三井住友カード(NL)の特徴は?審査最短5分で即時発行も可能

三井住友カードは、基本還元率こそ高くない反面ポイントアップなどの特典が豊富で、1枚は持っておいて損がないクレジットカードの1つです。

銀行系カードではありますが、一般カードであるため審査が他社カードと比べても特別厳しいというわけではなく、若者でも作りやすいカードといえます。

ここでは、そんな三井住友カードについて解説していきます。

目次

三井住友カード(NL)の特徴

三井住友カードの年会費は永年無料です。

利用の仕方に関係なく年会費はかからないので、初めてカードを持つ方や年会費を気にされる方にもお勧めのカードといえます。

三井住友カードの貯まるポイント

三井住友カードの利用で貯まるポイントは「Vポイント」です。Vポイントの利用用途は多数あり、主としては以下のようなものが挙げられます。

キャッシュバックで支払い金額に充当

Vポイントは1pt1円単位でキャッシュバックしてカードの支払いに充当することができます。

Vポイントアプリにチャージして買い物に利用

Vポイントは1pt→1円相当でVポイントアプリにチャージできます。

Apple PayまたはGoogle Payを設定することで、iD加盟店やVISAのタッチ決済が可能な店舗で支払いができるようになります。また、VISA加盟店のネットショップで利用することもできます。

三井住友銀行の振込手数料に利用

三井住友銀行の口座を持っている場合、Vポイントを1pt1円相当で振込手数料に充当することもできます。

SBI証券での投信買い付けに利用

SBI証券で投信を買い付けにVポイントを利用することもできます(1pt→1円相当)

他社ポイントに交換

Vポイントは他社の共通ポイントなどに交換することもできますが、交換比率は1Vポイント→0.8ポイントの他社ポイント相当などとなっていることが多く、キャッシュバックと比較するとお得度は下がる傾向にあります。

ギフトカードに交換

全国50万店以上の取扱店で利用できる「VJAギフトカード」に以下のような交換比率で交換することも可能です。

VJAギフトカード内容必要ポイント数
5,000円分5,500ポイント
10,000円分10,500ポイント
15,000円分15,500ポイント
20,000円分20,500ポイント

また1pt0.8円相当になりますがAmazonギフト券、Google Play ギフトコード、Apple Gift Cardに交換することも可能です。

景品に交換

ポイントを家電商品や食品などの景品、商品券に交換することもできます。

VポイントはTポイントと統合

2023年1月27日に三井住友ファイナンシャルグループ・三井住友カードとTSUTAYAなどを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCのコンサルティング企業でTカードの運営管理などを行っているCCCMKホールディングスが資本業務提携に最終合意し、契約に至りました。

統合後の新ポイントの概要次第では三井住友カードのポイントをさらに便利に利用できるようになる可能性もありますので、今後の展開に期待です。

三井住友カードのポイント還元

三井住友カード(NL)は月額利用200円あたり1ptのVポイントが貯まり、還元率は0.5%となります(1pt→1円相当で利用した場合)。

基本還元率0.5%であるため、他の1%還元のクレジットカードなどと比べるとポイントUPの特典を利用しない限りポイントは貯まりにくいです。その反面月額利用に対してのポイント還元なので、ポイントの取りこぼしが少なくなるというメリットはあります。

提携店舗で利用すると還元率5%からそれ以上を狙える

三井住友カードは、以下のような店舗で利用すると還元率が200円当たり+4.5%と設定されており、あわせて5%になるため非常にお得になります。

5%還元にするにはVISAのタッチ決済またはMasterCardのコンタクトレス決済を利用する必要がありますので、会計時にはタッチ決済で払うと店員さんに伝えて支払ってください。それ以外の支払い方法で支払うと還元率は200円当たり2%になります。

  • セイコーマート
  • セブン-イレブン
  • ポプラ
  • ローソン
  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • ガスト 
  • バーミヤン 
  • しゃぶ葉 
  • ジョナサン 
  • 夢庵 
  • その他すかいらーくグループ飲食店
  • すき家 
  • はま寿司 
  • ココス 
  • ドトールコーヒーショップ 
  • エクセルシオール カフェ 
  • かっぱ寿司

このように多くの人にとって利用機会があると思われる店舗で、5%還元になるのが三井住友カードの大きなメリットです。

2023/07/01から最大7%還元に

三井住友カードでは、上記の対象店舗においてVISAまたはMasterCardのスマホ決済で決済した場合、還元率を7%にすることを発表しており、今後さらにお得になります。

なおプラスチックカードを利用してタッチ決済を使った場合は従来通り5%還元です。

一方でiD決済やカード差し込み決済をした場合、0.5%還元になるので、これらの店舗ではタッチ決済で支払うようにしてください。

従来新基準
(2023/07/01~)
スマホ決済(タッチ決済)5%7%
タッチ決済(カード現物)5%5%
カード差し込み 磁気取引 iD
(タッチ決済以外)
2%0.5%

また、これらの店舗の利用は以下のようなポイントアッププログラムの対象になり、更に還元率をUPさせることもできます。

家族ポイント(最大+5%)

以下の条件を満たす家族を登録すると、家族登録1人ごとに上記店舗での還元率が+1%となります。家族登録は最大で9人まで可能ですが、家族登録によるポイントアップは最大で+5%までです。

  • 当サービス対象カードの本会員(家族会員ではないこと)
  • Vpass会員
  • 代表者(主会員)の二親等以内の続柄の家族(従会員)
Vポイントアッププログラム(最大+5%)

以下のような「Vポイントアッププログラム」で設定されている条件を満たすことで、更に提携店舗でのポイント還元率がアップします。

アプリログイン+1%Oliveアカウントにご契約のうえ、三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリへ月に1回以上ログイン
※SMBC IDに紐づいていない銀行口座・Vpass IDでのログインは対象外
選べる特典+1%Oliveアカウントの選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択
SBI証券最大+2%SBI証券口座を保有し、SBI証券Vポイントサービスに登録のうえ、対象の取引を行う
住宅ローンの契約+1%Oliveアカウントにご契約のうえ、三井住友銀行で住宅ローンの契約

選んだお店でポイント+0.5%

対象店舗の中から好きなお店を登録し、そのお店で利用すると還元率が+0.5%になります。店舗は最大で3つまで選択できます。

ここでは自分が普段よく利用する店舗、あるいは利用する可能性がある店舗を登録しておくのがおすすめです。ただし、どの店舗でも自由に選べるわけではありません。

ポイントモール利用で還元率UP

ネットショップを利用する際は「ポイントUPモール」を経由して買い物をすることでポイント還元率が+0.5~9.5%になります。

ポイントUPモールに掲載されている店舗が対象になり、掲載店舗はYahooショッピングや楽天のような総合通販サイトからふるさと納税、旅行予約サイトなど多岐にわたります。

ネットで買物などをする場合、自分が利用したい店舗が掲載されていないか、前もって確認しておくと良いでしょう。

ココイコ!掲載店舗でお得に使える

「ココイコ!」に掲載されている街の店舗で三井住友カードを利用するとポイント還元率UPなどの特典があります。

ココイコ!の掲載店舗の一例は以下の通りです。

  • 高島屋
  • ビックカメラ・ソフマップ
  • Joshin
  • 紀伊國屋書店
  • AOKI
  • 洋服の青山
  • びっくりドンキー
  • 魚民

特典を利用するには事前に店舗に対してエントリーしておく必要があります。さらにエントリーの有効期限は30日間なので、有効期限を過ぎると改めてエントリーが必要です。

対象サービスへのチャージでポイント還元

以下のものへチャージすると0.25%のVポイントが還元されます。

  • スマートフォンアプリ「Vポイント」
  • Visaプリぺ
  • かぞくのおさいふ

SBI証券での投資でポイント還元

SBI証券の投資信託を三井住友カードで積み立てると、積立金額の0.5%のVポイントが貯まります。

またSBI証券での投信残高や株式の購入においても、Vポイントが貯まります。

学生であれば学生ポイント制度を利用できる

職業を「学生」と申告している方であれば、以下のようなサービスを利用できます(卒業年度の12月末日までが対象)。

  • サブスクサービスの支払いに対して9.5%ポイント還元
  • 携帯料金の支払いに対して1.5%ポイント還元
  • LINE Payに三井住友カードを登録してチャージ&ペイで支払うと2.5%ポイント還元
  • 分割払い・あとから分割払いで支払うと手数料を全額ポイント還元

定期払いを三井住友カードで支払うと抽選でVポイントギフトが当たる

携帯料金や公共料金、サブスクサービス(DAZN、Huluなど)といった定期払いの利用料金を三井住友カードで支払うと、「定期払い抽選」に参加できます。

支払先1つあたり1枚の抽選券が付与され、多ければ多いほど多くの抽選券を獲得できます。当たるVポイントと当選本数は以下の通りです。

  • 1等..1万円分(100名様)
  • 2等…1000円分(1000名様)
  • 3等…100円分(1万名様)

三井住友カードの付帯保険

三井住友カード(NL)には以下のような海外旅行傷害保険が付帯しています。

傷害死亡・後遺障害2,000万円
傷害治療費用50万円
疾病治療費用50万円
賠償責任2,000万円
携行品損害(免責3,000円)15万円
救援者費用100万円

なお海外旅行傷害保険は利用付帯となっており、以下のような条件を満たした場合が対象になります。

  1. 日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金を特定クレジットカードで決済した場合。
  2. 日本出国前に募集型企画旅行の旅行代金を特定クレジットカードで決済した場合。
  3. 日本出国後に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金を特定クレジットカードで決済した場合。

旅行傷害保険は「選べる無料保険」で別の保険に変更可能

海外旅行傷害保険を利用しない場合「選べる無料保険」を利用し、海外旅行傷害保険の代わりに別の保険を付帯させることができます。選べる無料保険で選択できる保険には以下のようなものがあります。

日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)

日常生活で他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したりした際に法律上の損害賠償責任を負った場合に適用できる保険です。

ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))

交通事故によって入院や手術を受けた際に適用される保険です。

持ち物安心プラン(携行品損害保険)

身の回りの持ち物が紛失・盗難・火災などの被害にあった際に適用される保険です。

三井住友カード(NL)の支払い方法

三井住友カードの支払い方法は以下の中から選択でき、自身の状況に合わせた支払いが可能になっています。また締め日・支払い日も15日締め翌月10日払い・月末締め翌月26日払いから選択可能です。

1回払い

締切日の翌月に支払う方法で、最もオーソドックスな支払い方法です。手数料も必要ありません。

2回払い

締切日の翌月と翌々月に2回に分けて支払う方法です。分割払いの一種のようなものですが、2回払いであれば手数料は必要ありません。

ボーナス一括払い

夏または冬のボーナス時に一括で支払う方法で、こちらも手数料は必要ありません。

夏:12月16日から6月15日のご利用金額を、8月のお支払い日にお支払い
冬:7月16日から11月15日のご利用金額を、翌年1月のお支払い日にお支払い

リボ払い

利用件数や金額にかかわらず、支払い金額を一定金額に分割して毎月支払っていく支払い方法です。実質年率15.0%の手数料がかかります。

リボ払いは適切な管理できるなら便利な支払い方法ではありますが、使いすぎて手数料地獄に陥る人がいるのも事実なので、自己管理を忘れないようにしてください。

なお三井住友カードには「マイ・ペイすリボ」という指定金額以上の支払いが生じた場合に自動的に一回払いで購入したものがリボ払いになるサービスがあり、これを利用するとVポイント還元率が+0.5%になるといった特典もあります。

分割払い

3回以上の分割払いの場合手数料が必要になります。分割払いの回数と手数料の一覧は以下の通りです。

支払回数3回
5回6回10回12回15回18回20回24回
実質年率12.0013.2513.7514.2514.5014.7514.7514.7514.75
分割払い手数料額(100円当たり)2.013.354.026.708.0410.0512.0613.4016.08

ナンバーレス仕様でセキュリティも高い

三井住友カード(NL)は文字通りナンバーレス仕様となっているため、カード番号などのカード情報はカードそのものには記載されていません。

そのためカード情報を盗み見されるリスクが低く、セキュリティも高くなっているのが特徴です。

会員専用サービスである「Vpass」に登録してログインするとカード情報の確認が可能です。セキュリティ面では優れている反面、このようにカード情報の確認にひと手間かかるのは面倒だと感じるかもしれません。

国際ブランド

三井住友カードで選べる国際ブランドはVISAとMasterCardです。

VISAとMasterCardは世界中でシェアが大きい国際ブランドで、2つのブランドを合わせて2大国際ブランドと呼ばれることも多いです。もちろん日本のシェアも大きいので、どちらのブランドを選んでも利用に困ることはないでしょう。

ボーナスポイント制度は2022年で終了

三井住友カードには月額の利用金額に対して以下のようにボーナスポイントが貰える制度がありましたが、この制度は2022年12月で終了してしまいました。

毎月の合計金額5万円(税込)以上10万円(税込)以上(以降5万円ごと)
上記以外の会員の方50ポイント100ポイント100ポイント

そのため、2023年1月以降の利用分に関しては、これらのボーナスポイントは付与されないので注意してください。

三井住友カード(NL)の申し込み方法

三井住友カード(NL)はインターネットから申し込みが可能です。申し込みから発行までの流れは以下の通りです。

STEP
必要情報の入力

申し込みにあたって必要な情報を入力していきます。

自身の個人情報(名前・住所など)や属性(職業など)といった必要情報を入力していきます。また本人確認書類もひつようになるので、事前に準備しておいてください。

続いて支払いに使う口座情報を入力すれば、申し込みが行えます。申し込む際には口座情報がわかるキャッシュカードなども併せて準備しておきましょう。

STEP
入会審査

申し込みが終わると審査に移ります。申し込みから最短3営業日程度で審査~カード発行までが完了します。

申込内容や混雑状況によっては審査に時間が掛かることも考えられますが、焦らず待ってください。

STEP
カードが自宅に届く

無事入会審査に通るとカードが発行され、自宅に届きます。

申し込みから最短1週間ほどでカードが届きます。

即時発行は可能?

三井住友カード(NL)では申し込みの際に「通常発行」「即時発行」を選択でき、即時発行で申し込めば即時発行が可能で、カード到着を待たずして使用することも可能です。

所定の審査に通ると、バーチャルカードが発行されてカード番号がわかるようになり、ネットショッピングで買物したり、Apple PayやGoogle Payに登録すれば店舗での買い物も可能になります。

即時発行を利用しても通常発行と同じように実物のカードが送られてくるまでは最短でも1週間程度は要するため、それまではバーチャルカードのみ使用ができます。

即時発行をする場合の流れは以下の通りとなります。

  1. カード申し込み
  2. 審査(5~10分)
  3. 電話認証
  4. 認証完了
  5. 会員サイトVpassに登録
  6. Vpassでカード番号を表示

ただし以下の場合は即時発行には対応できないため注意してください。

  • 9:00~19:30の間に即時発行での申し込みが完了しなかった場合
  • カード申し込み時に口座振替設定が完了しなかった場合(金融機関のメンテナンスやトラブルなど、インターネットで振込口座設定ができない金融機関の場合も即時発行は不可能です)
  • 本人確認資料の提出(アップロード含む)が必要な場合
  • 事業での使用を目的とする場合
  • 職業が複数ある場合
  • 個人事業主の場合
  • 外国の政府等において、重要な地位を占める方が申し込んだ場合
  • 登録した情報が他で持っている三井住友カードの登録情報(住所、電話番号など)と相違がある場合
  • 弊社所定の即時発行の審査基準に満たなかった場合
  • カードの申し込みが集中した場合
  • キャッシング利用枠を希望する方で、申し込みの際にキャッシングの契約内容をインターネット上で確認・保存されない場合

三井住友カード(NL)の審査は難しい?

三井住友カードは「銀行系」のクレジットカードに分類されます。

銀行系のクレジットカードというとステータス性が高い反面審査難易度が高いと一般的に言われることが多いですが、実際のところはどのなのでしょうか。

結論から言うと、三井住友カード(NL)に関しては他の一般カードと比べて特別審査のハードルが高いということはなく、銀行系だからと過度に警戒する必要はないと思われます。

しかし誰でも通るというわけではなく、あくまで信用情報(クレヒス)に大きな傷がないなど、最低限の条件は満たしている必要があります(これは三井住友カードに限った話ではありません)。

もっとも三井住友カードも含めクレジットカードの審査においては、一見問題なく審査に通過しそうな方であっても、審査に落ちるという例はあります。

審査に謎に落ちる場合、「既にクレジットカードを多数持っている場合」などが当てはまる傾向があるように感じますが、あくまで審査の中身はブラックボックスなので理由を解明するのは難しいです。

申し込み条件さえ満たしていれば、あまり考えすぎずまずは申し込んでみるのが良いと思います。

続いて、三井住友カードの審査で見られるであろうポイントなどについて解説していきます。

申し込み条件は厳しくない

三井住友カード(NL)の申し込み対象は「満18歳以上の方(高校生は除く)」となっています。なお20歳未満の方の場合、親権者の方の同意が必要です。

申し込み条件において「安定収入」などは条件になっておらず、基本的には学生なども含め広く門戸を広げていることがわかります。

かつては若年層向けの「デビュープラス」というカードがありましたが、現在は新規発行停止になっています。

信用情報に傷があると審査に落ちやすくなる

クレジットカードの審査においてみられる重要なポイントが「信用情報に傷がないか」という点です。

信用情報とは個人のクレジットカードやローンの利用歴や支払い歴などの情報のことで、これは信用情報機関と呼ばれる内閣総理大臣から指定を受けた機関が保存しています。

過去に延滞歴があったり金融事故を起こしたりしていると、そのことは一定期間信用情報に記されることになります。

カード会社は審査を行う際に信用情報を参照するため、過去の延滞歴などが信用情報に残っていると返済能力に問題があるとみなされ審査に落ちやすくなります。

特に過去に債務整理があったり、2か月以上の延滞があったりすると一般的に「ブラック」と呼ばれる状態になり、審査に通ることはほぼありません。

信用情報は永久に残るわけではなく、一定期間後に削除されるため仮にブラックになったとしても、恒久的にクレジットカードを発行できないわけではありません。

多重申し込みやカードの持ちすぎも審査に影響する可能性がある

信用情報機関にはクレジットカードの申し込み履歴も保存されています(半年間)。

カードを多数申し込んでいると、「お金に困っている」「滞納リスクが高い」「カードを利用してくれない」とみなされ、審査落ちの可能性が高くなります。

そのため、クレジットカードを申し込む際は半年間に2,3枚程度に留めておくのが無難です。また、一度審査落ちしたクレジットカードに再申し込みする場合は半年以上期間をあけてから行いましょう。

また、同じような理由から既に多数のクレジットカードを持っている場合も、審査に影響する可能性は考えられます。

管理を容易にするという観点でも、不要なカードは前もって解約しておくと良いです。

借り入れが多いと審査に落ちる可能性がある

借り入れ・ローン関係の履歴も信用情報機関に登録されています。既にローンの借入が年収に対して不相応に多かったり、滞納が過去にあったりすると審査に影響する可能性があります。

また、日本では現在総量規制によって貸金業者から年収の1/3の借入は禁止されています。既に借り入れが多い中でキャッシング枠ありで申し込むと総量規制オーバーとなってその時点で審査落ちになる場合も考えられます。

審査が不安な場合、キャッシング枠は無しで申し込むのがおすすめです。

三井住友カード(NL)の利用枠は?

三井住友カードの利用額は最大で100万円までとなっています。利用額は三井住友カード側が決めますが、勤務先を登録しておけば、利用歴次第で利用枠が拡大することもあります。

利用枠を引き上げたい場合「継続的な引き上げ」「一時的な引き上げ」の2パターンが可能で、どちらも「Vpass」から申し込みができます。

継続的な引き上げを希望する場合

継続的な引き上げを希望する場合、審査のため1週間程度かかることがあります。枠の引き上げは10万円単位で可能です。

なお学生の方や20歳未満の方の増枠希望の場合は書面によって申し込む必要があります。また、入会後6か月未満の場合、利用枠の継続的な引き上げはできません。

一時的な利用枠引き上げを希望する場合

一時的に出費が増える場合や、大きな買い物を考えている場合はこの「一時的な利用枠引き上げ」を利用するのがおすすめです。

利用枠の引き上げは1万円単位から可能で、審査は最短即日で完了しますが、場合によっては電話による再申し込みが必要になることがあります。

なお以下のような場合の一時的な利用枠の引き上げに関しては、電話で申し込む必要があります。

  • 18歳未満の方
  • 301万円以上への引き上げを希望する場合
  • 一定期間に連続して一時的な引き上げをしている場合

三井住友カード(NL)の支払いに遅れるとどうなる?

何らかの事情で支払い日に支払いができなかった場合は、以下のようなことが起こります。

  • 督促が届く
  • カードの利用が一時的に停止される
  • 遅延損害金(年14.6%・支払い遅延の翌日から支払がなされた日まで)や回収事務手数料(税込み440円)
  • 信用情報機関に延滞情報が残る

ここで督促を無視し続け支払わないまま長期間経過すると、以下のような結果につながる可能性もあるため、なるべく早く支払いを済ませてください。

  • カードを強制解約される
  • いわゆる「ブラックリスト入り」の状態になり、クレジットカードやローンなどを新規で利用できなくなる(2か月以上の延滞が目安)
  • 最悪の場合だと裁判沙汰になり財産差し押さえ等に繋がる場合がある(3か月以上の延滞が目安)

三井住友カードに限った話ではないですが、延滞してしまった場合や支払いに間に合いそうにない場合、まずはカード会社に連絡して事情を伝えると良いです。支払いの方法をはじめ対処法を案内してくれたり、場合によっては何かしらの解決方法を提案してくれるかもしれません。

支払いに間に合いそうにない場合の対処法

お金が足りず期日までに支払いができそうにない場合の手段としては以下のようなものが考えられます。

  • 支払い方法を変更する
  • キャッシングなどでお金を調達する
支払い方法の変更

「あとからリボ」や「あとから分割」を利用することで、支払い方法を後からリボ払いや分割払いに変更することにより、当月の支払い金額を引き下げることが可能です。

手数料が必要にはなりますが、支払いがピンチの際には有効な手段です。しかし支払い方法を変更するのも期限があるので、必ず期限までに支払い方法変更を済ませてください。

キャッシングなどでお金を調達する

三井住友カードや他カーのキャッシング枠がある方であれば、キャッシング枠を利用してお金を引き落とすことも可能です。また家族や消費者金融を頼ってお金を調達するという手段も考えられます。

このような手段は一時的に用いるのは良いですが、一度習慣になってしまうとずっと返済に追われる羽目になり、挙句の果てに多重債務を抱える・ヤミ金に頼ってしまうといった問題につながるリスクがありますので、必ず自己管理を忘れないようにしましょう。

支払いに遅れた場合の支払い方法

支払いに遅れた場合の支払い方法は、支払い日によって異なります。場合によっては再振替が行われるので、それまでに口座に入金しておけば後は銀行側で振り替えを行ってくれます。

滞納が起きた際に送られてくる督促状に具体的な支払い方法も記載されているはずなので、必ず確認しておいてください。

引き落とし先の金融機関ごとに対応が異なります。また再振替が行われない金融機関の場合は直接三井住友カード側が指定する口座に振り込む必要があります。

三井住友銀行の場合

三井住友銀行を引き落とし先の口座にしている場合は、毎営業日引き落としを行っています。そのため、以下の期限までに残りの額を入金すれば、後は自動的に引き落としがなされます。

カード利用は引き落とし日の翌営業日午後から再開できます。

お支払い日入金期限
10日お支払い月当月の月末(営業日)の18時
26日お支払月翌月の15日(営業日)の18時
ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、セブン銀行、PayPay銀行など

これらの銀行の場合、引き落とし日がお支払い月当月の20日に再引き落とし(10日支払い)、お支払い月翌月の5日に再引き落とし(26日支払い)となっているため、以下の入金期限までに口座へ入金すれば自動で引き落としがなされます。

カード利用は再引き落とし日の3営業日後の午前9時から再開できます。

毎月のお支払い日口座への入金期限
10日お支払い月当月の19日
26日お支払い月翌月の4日
りそな銀行、みなと銀行、東京スター銀行、スルガ銀行など

これらの銀行の場合、毎月の支払い日が10日であれば当月20日に再引き落としがされますが、26日払いの場合は再引き落としがされないため、カード会社が指定する口座に振り込みを行うことになります。このさい、振込先案内のハガキが登録住所あてに送られてきます。

カード利用の再開は再引き落とし日の3営業日後午前9時から(10日払い)、または振込日の3営業日後(26日払い)となります。

毎月のお支払い日口座への入金期限
10日お支払い月当月の19日
26日カード会社が指定する口座へ振込み

三井住友カードの解約方法

三井住友カードの解約は三井住友カードの会員サイトである「Vpass」もしくは「退会申し込みフォーム」から行えます。

Vpassにログインできない場合は、以下の「退会申し込みフォーム」から手続きを行ってください。

三井住友カード(NL)の長所・短所まとめ

メリットデメリット
年会費無料で利用できる
5%~還元になる大手の対象店舗が多数ある
ポイントUPモールやココイコ!の利用で還元率アップを狙える
付帯保険をいくつかの種類から選択できる
SBI証券と併せて利用すれば投資でもポイントの獲得や利用ができる
即時発行が可能
ナンバーレスであるためセキュリティ性も高い
基本還元率は0.5%であり、他の1%カードと比べるとポイントUPの特典を利用しなければポイントが貯まりにくい
ナンバーレスであるぶんカード番号の確認がやや面倒
5%還元の店舗を利用する機会があまりないなら他カードがおすすめ

三井住友カードのメリットは多数の大手店舗で5%~還元になることに加え、投資にもポイントを貯めたり使ったりできる・付帯保険を選択できるなど、他のカードには少ないメリットがいくつもあります。

また年会費無料で利用できるうえに銀行系カードでありステータス性もあるため、とりあえず持っておいて損は無いカードと言っても良いでしょう。

ただし三井住友カードは基本0.5%還元なので、ポイントUPなどの特典を利用しなければあまりお得になるカードとはいえません。そのため5%還元店舗を利用する機会がないような方であれば、他の還元率1%のカードを利用する方がよりお得になると考えられます。

この辺も吟味したうえで、新たに作成するかどうか判断していただければと思います。

三井住友カード(NL)についてよくある質問

2枚持ちは可能ですか

三井住友カードはVISAとMasterCardを2枚持ちすることが可能です。また三井住友カードの提携カード(Amazon MasterCardなど)と2枚持ちすることもできます。

三井住友銀行の口座は必要?

三井住友カードは三井住友銀行の口座がなくても申し込み可能です。

専用のアプリはある?

「Vpass」というアプリを利用すると、携帯からでも利用明細や貯まっているポイントを確認したりすることが可能です。さらに支払い方法の変更などもアプリから行えます。

また、家計簿アプリ「マネーツリー」と連携させることで、より細かな家計管理もできます。

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